徐々に耳の聞こえが悪くなる病気



 様々な病気があります。これ以外にもたくさんあります。

1)耳垢(みみあか):徐々にたまって難聴を発症することがあります。
2)中耳炎:滲出性・慢性穿孔性・真珠腫性など様々な中耳炎があります。
3)耳硬化症:音を内耳に伝える「アブミ骨」の異常で生じます。
4)加齢による難聴:年齢に伴う内耳機能の低下で起こります。30代からすでに始まると言われています。
5)騒音性難聴:騒音環境下で働く人に発症する可能性があります。
6)特発性難聴:原因不明で徐々に両側が高度難聴になって行きます。
7)自己免疫異常による感音難聴:免疫機能の異常により、自分の臓器を障害することで発症します。
8)聴神経腫瘍:聴神経に生じる良性の腫瘍です。めまいや顔面神経麻痺を伴うことがあります。
9)脳腫瘍・脳梗塞など脳の疾患:CTやMRIなど画像診断が必要です。
10)外耳道の疾患:耳の穴の中の炎症やできもので難聴になってゆくこともあります。

 などですが、この他にも、考えなくてはならない疾患や病態がいくつもあります。 まず、患者からの問診が非常に大切です。 聴力検査などで難聴の原因が内耳にあるのか、それ以外の部位にあるのかを見極めて行きます。 耳垢などのように、診察すればすぐ原因がわかるものもあれば 一度の診察や検査で診断がつかないものもあります。 いくつかの検査を組み合わせて診断をつけてゆくことになります。